ロングトーンが重要?基礎合奏の注意点も解説
東京・神奈川で吹奏楽指導に関してお悩みなら、musikerkreis.comへご相談ください。基礎的な練習の指導はもちろん、練習メニューの提案やコンクールの選曲まで幅広いサポートが可能です。この記事では、管楽器奏者にとってのロングトーンについてと、基礎合奏で注意したいポイントについて解説します。ぜひチェックしてみてください。
管楽器奏者にとってのロングトーンについて
吹奏楽指導において重要なのは、ウォームアップと練習内容の組み立てにあります。生徒の興味を引き、より高度な部分へ進んでいくことが重要です。こちらでは、基礎練習の一つとして重要なロングトーンについて解説します。
ロングトーンとは
ロングトーンは、吹奏楽の基礎練習の代名詞ともいえるものです。その名前のとおり、音を長く伸ばすことを指します。
管楽器の演奏において重要な呼吸練習とも深い関りがあり、ロングトーン練習=呼吸練習の一部といえます。
管楽器を演奏するためには息を使うことが必要不可欠であるため、呼吸が重要になります。それとあわせて、息をコントロールするロングトーンも重要な要素なのです。
ロングトーンで重要なこと
ロングトーンは、名前のとおりにただ「長く」息が続けばいいわけではありません。ロングトーンは息の長さや強さだけではなく、安定性や柔軟性が重視されます。
生徒がその点に注意して練習することはもちろん、指導者がしっかりと指導することも重要になります。ロングトーンは重要な要素であるにも関わらず、ないがしろにされることも少なくありません。練習が儀式化してしまっていたり、生徒個人に丸投げしてしっかりと指導できていなかったりするケースもあるのです。
ロングトーン練習のポイント
ロングトーンは呼吸練習中の息や口の安定性・柔軟性にプラスして、楽器を演奏するための物理的な筋肉運動も加わってきます。そのため、集中して行う必要があります。
- どの音からスタートするか
- どのくらいの長さで伸ばすのか
- 前後の呼吸を意識できているか
など、様々な点に注意して練習を行いましょう。
ウォーミングアップとしてロングトーン練習を行う場合、口の筋肉に負担をかけないためにも、まずは鳴らしやすい音から始めます。伸ばす長さについては「伸ばせるだけ伸ばす」ことがポイントです。ただ決められた拍数のロングトーンをこなすだけでなく、音色や音質の均一性、アンブシュアの固定、息を吐くスピードや圧力を保てるかといった点を意識するようにしましょう。
こういったことを安定してできるようになってから、ロングトーンそのものの長さを伸ばしていくようにしましょう。
※出典河内 勇兵庫教育大学 研究紀要 第38巻 2011年2月 pp.171-180>>スクールバンドにおける基礎合奏に関する一考察― 中・高校バンドを中心として ―
基礎合奏で注意したいポイント
個人のウォーミングアップもかねて基礎合奏を行う場合、以下のポイントに注意しましょう。
- バラバラに座るのではなく、全員が合奏の位置につく
- 指揮者の位置に大きなメトロノームを置き、いっせいに同じパターンを開始する
- メトロノームは途中で止めず、ウォーミングアップを一連の流れでこなせる耐久力を鍛えるようにする
- メトロノームを指揮棒ととらえ、視覚でテンポ感をとらえる練習も行う
- インターバルも音楽の一部ととらえ、30分の練習であれば最初から最後まで意識して練習する
- ハーモニーディレクターを指導者、指揮者の横に置く
- 打楽器のパートはバスドラム一人、ティンパニ一人、それ以外はスネアドラムを活用する(練習台や机での代用も可)
- スネアドラム奏者のうち一人は、前にあるメトロノームの横で叩く
- 全体で合わせる前から個人の練習を行ってもよいが、数分前には基礎合奏の際のテンポや実音になれておくようにする
- 開始1分前までには定位置につき、姿勢と呼吸を整える
※出典河内 勇兵庫教育大学 研究紀要 第38巻 2011年2月 pp.171-180>>スクールバンドにおける基礎合奏に関する一考察― 中・高校バンドを中心として ―
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