「こたえる」を漢字で書きなさいという問題が出たら、主に次の3つだろう。「答える」「応える」「堪える」それぞれの意味は以下の通り。
-
応える
他からの働きかけに対して、何らかのふるまいを示す。反応する。
-
答える
質問や問題に対して解答を出す。(応えると同じ意味も持つ)
-
堪える
耐える。こらえる。がまんする。
誰でもできるのが「応える」、次に「答える」、リーダーに求められる資質が「堪える」ということになる。部内で言えば「応える」が1年生の仕事、「答える」が2年生、「堪える」が3年生ね。
英単語に「responsibility」という単語がある。「責任」という意味だ。この単語を分解すると、「response(反応)」「ability(能力)」から構成されている。つまり、「責任=反応する能力」ということになる。
1年生はまず反応しているか?
2年生は正しい答えを導き出しているか?
3年生は自分のことを後回しにしてグッと耐えているか?
先日訪問した高校はこの「反応する能力」が弱かったことと、教わったことをすぐに消化(正しい答えを導き出す)しようとする力も弱かったので、顧問の先生を落胆させることになってしまいました。顧問の先生と私が「堪える」ことをしなくてはなりません。
反応した後に大事なことはすぐやることだ。
すぐやることの重要性については次回。
お問い合わせフォームはこちら
カテゴリー「ブラスのひびき」とは、私が現役の教員時代に生徒に配布していた吹奏楽部通信でのタイトルです。そのため、高校生に語りかける文体になっています。予めご了承ください。