東京・神奈川で吹奏楽指導を行う方の中には、知識がなく困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。指導の前に、日々の練習方法から悩む場合もあるかもしれません。この記事では、吹奏楽の練習で無駄を省くためのポイント、基礎練習の例をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
吹奏楽の練習は無駄を省いていくことが大切
吹奏楽指導を行う際、「時間が足りない」「もっと効率的に練習できないか」とお悩みの顧問の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、平成30年に文化庁から示された「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」に沿った部活動時間を意識すると、より限られた時間で練習する必要があります。
吹奏楽の練習そのものを見直すことも大切ですが、まずはそれ以外の無駄を省いていくことも重要です。実際に楽器の練習に入る前の、以下のポイントを見直してみましょう。
楽器保管場所のチェック
保管場所から楽器を持ってくるまでの間で、時間短縮できる点がないか考えてみましょう。
- 取りやすいよう棚を工夫できないか
- 楽器を置く位置や順番は適切か
といった点を確認し、改善を心がけてください。ほんのわずかな時間だとしても、毎日積み重なると無駄な時間になってしまいます。
練習場所までのルート
合奏室・音楽室まで生徒が移動するルートもチェックが必要です。
- 生徒たちが通るのに危険な場所はないか
- 渋滞する箇所はないか
- 楽器のケースはどこに置いておくのか
などを確認しましょう。渋滞する場所があれば一方通行にするなど、よりスムーズに移動できる動線作りが重要です。生徒の安全と楽器の保護を考慮しつつ、時間短縮に取り組みましょう。
ミーティングの見直し
ミーティングは何のために、どのように部活動を行っていくのか話し合う場です。ただの反省会や報告会になってマンネリ化していないか注意しましょう。目的意識を持つためにも、不要なミーティングは見直すことがおすすめです。
基礎練習の例をご紹介
吹奏楽部の基礎的な練習は、すべての学校で同じメニューを行うわけではありません。学校ごとに現状を把握し、生徒たちに合ったメニューを実施することが重要です。
こちらでは、楽器の練習だけではない、基礎練習のメニュー例をご紹介します。
笑う練習
全員で大きな声で30秒~1分間笑い続けます。羞恥心を捨てて取り組むことで、サウンドにも変化が出てきます。
あいうべ体操
「あいうべ~」と大きな声で叫ぶだけの練習です。最後の「べ~」で舌を自分の顎につけるようにすることがポイントです。
ピアノを聴いて歌う
ピアノで弾いたメロディーを聴いてから歌う練習です。音の大きさ、リズム、音程を正確に覚えるトレーニングになります。
足上げ呼吸
4拍吸って2拍止める、その後8拍かけて息を吐きます。息を吐く際に体を後ろに倒して足を上げることがポイントです。
息入れ
楽器のマウスピースを外し、管体を直接くわえてリズムに合わせて息を入れていきます。
アンブシュアチェック
ハーモニーディレクターの音に合わせて、楽器グループごとに奏法をチェックしていきます。
ウォーミングアップ
基礎練習用の楽譜に沿って、ウォーミングアップを行います。最初は楽なテンポで始め、慣れたら早めのテンポでも練習しましょう。
こういった練習をルーティーン化し、毎日積み重ねていくことが大切です。最初のうちは、ルーティーンすべてをこなすのに時間がかかるかもしれません。しかし、それぞれの工程で時間を計りながら行うことで、徐々に所要時間を削減することができます。
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吹奏楽には、フルートやクラリネットといった木管楽器、トランペットやホルンといった金管楽器の他にも、打楽器や弦楽器のような様々な楽器が存在します。これらのパートをすべて合わせると人数が多くなるため、吹奏楽部では効率的な練習や、練習までの仕組み作りが重要です。
練習・合奏に関わる全ての行動から無駄を省き、生徒に合った練習メニューをルーティーン化させていきましょう。
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